見える 見えない
アトムさんの耳はもう聞こえてはいないようだ。
以前のように、呼んでもすぐに来てはくれないけど、
見ていると、振り向いてくれたりもするので嬉しい。
アトムさんの名前を呼んだり、
おしゃべりをする時は、口をアトムさんの耳の後ろに押し付けて話す。
目。
目は見えてはいるようだけど、鮮明ではなさそうだ。
視線が合っているのか合っていないのかわからない時がある。
聞いたお話。
21歳の目の見えなくなってしまった猫さん。
ゆっくり歩いて、コツっと何かにぶつかり向きを変える、
そしてまたゆっくりと歩きだし、またコツっと物にぶつかる
こうやって、自分が行くべきところまでたどり着くそうだ。
だから目が見えなくなったとしても大丈夫。
長く暮らしている場所。
家具の配置を変えさえしなければ覚えているのだ。
立派なヒゲがあるし。
| 固定リンク
「b.ねこの話」カテゴリの記事
- ふたり(2015.02.06)
- チビちゃんは(2014.08.28)
- ストレスのある猫のために(2013.09.24)
- ワースト1にショック(2013.06.27)
- 球ちゃんまた脱走(2012.07.08)
コメント
何だかせつない話ですね、、、
立派なヒゲはレーダーですね。
アトムさんは体全部で、
いろんな事を感じているのでしょうね、きっと。
↓昨日のアゲハ綺麗でした。生まれたての春ですね。
日向と猫さんは、幸せの構図です。
投稿: ke-ki.ke-ki. | 2010年4月19日 (月) 23:51
人間より何倍も感性の鋭い猫だもん聞こえなくたって
見えなくたって住み慣れた場所なら大丈夫
旅立つ直前目も耳も感覚も無いって言われたゴンスケも
私が呼ぶと顔を向けてくれたし
アトム君も見ていると振り向いてくれるのはきっと心の声
が届いているんだね
みどりちゃん無事飛び立ってよかったね
投稿: KAZU | 2010年4月20日 (火) 09:12
人間も年をとったら目も耳も悪くなる、にゃんこだって同じなんですよね。
けど人間よりずっとすごいのは感覚がするどいこと。
ゆっくりでも動き回れるってえらいなぁ~
そしてゆったり歩くのがむしろ優雅にみえるのですよね。
投稿: JUNJUN | 2010年4月20日 (火) 11:17
ke-ki.ke-ki.さま
あるのままの自分を受け入れてるような気もします。
聞こえなくなったり、見えなくなったりしても
落ち込むことも無く。
ヒゲはりっぱなレーダーですよね。
蝶ちょ見つけることが出来て、良かったです。
でも、忘れていたのですけど。。。
投稿: 花ねこ | 2010年4月20日 (火) 21:18
KAZUさま
ホント!!心で声を聞いている って思います。
そう感じます。
ゴンスケさんも旅立つ直前までそうだったんだもんね
人間も見習わないといけませんね。
あるがままの自分の状態を受け入れて生きる。
みどりちゃん、飛び立ててよかった〜〜〜嬉しいです。
投稿: 花ねこ | 2010年4月20日 (火) 21:22
JUNJUNさま
見える。
たとえ、見えなくても、聞こえなくても
ちゃんと自分で動くのですよね。
状況をわかっていて、ゆっくりと歩くところが
まさにわかってらっしゃる。
ましてや優雅に
さすが、猫さまですね。
投稿: 花ねこ | 2010年4月20日 (火) 21:24