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2010年10月 2日 (土)

猫が好き

『散歩のあいまにこんなことを考えていた』
著者 松浦寿輝
文芸春秋

この本の中に『猫』を題材にした物がいくつか有る。

中でも、著者自身の飼い猫を亡くしたときの気持ちを書いた物が
4つある。
その文章は、日本経済新聞の夕刊連載コラム『プロムナード』に
1ヶ月続けての連載だった。

つまり、著者は週に1回、4週続けて飼い猫の死の悲しみを綴られたわけだ。

私は本でこのコラムに綴られた文章を読んだ。
でも、実際は、1ヶ月の間、毎週木曜日に「飼い猫の死の悲しみ」を綴ったコラムが
新聞に連載されていたわけだ。
読者の中には「・・・またか」と思われた方もいるかもしれない。

私はこの文章を読んでちょっとだけ元気になった。
それは、もちろん悲しいこと。
でも、この著者でさえこんなにもあからさまに悲しみを全国に知らせている
私だって、こんなにも悲しいことは当たり前のこと、
そういった、妙な安心感にひたれたのだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっぱり、去年の同じ日のブログを見てしまう。

去年も、kikiちゃんの体調は芳しくなかった。

療法食をphコントロールから腎臓サポートに変更しようと思ったのだけど
出来なかったのだった。
それをきっかけにゴハンを食べなくなってしまった。
結局もとのphコントロールに戻すと食べてくれたのだけど。
やはり、腎臓に石があるのだから、
腎臓の数値が悪くても、結局はphでなければいけないのだった。
1002k1
皮下補液をして帰宅したkikiちゃん。
ぷくぷくkikiちゃん

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コメント

ぷくぷくkikiちゃん、姫ととてもよく似ています。
去年はうちの姫は元気だったのですよねぇ~
腎臓の数値もよくはないけど心配するほどではなくて・・・
それを考えるとkikiちゃんのほうが闘病がんばってくれてたのですよね。

kikiちゃんのお座り姿とても好きです。

投稿: JUNJUN | 2010年10月 3日 (日) 11:59

季節の変わり目、実はうちのにゃおも体調がすっきりしません。
kikiちゃんと同い年くらいのにゃお、この夏はどうかな...乗り越えられるかな...
と ここ2、3年は毎年思います。
春先とこの時期は いつもびくびくしています。

今日、ミチコさんが読まれた本を探しに行きましたが、ありませんでした。
いつかはくる別れ...わかっていても、難しい...
やっぱり、大事な大事な家族です。

投稿: にゃるまま | 2010年10月 3日 (日) 18:09

JUNJUNさま
アトムさんもそうでしたけど
kikiちゃんも、きれいな毛並みのまま旅立ちました。

かなり腎臓の数値が悪いといった訳ではありませんでした。
ただ、ちょくちょく風邪ぎみだったり といった様子でした。
でも、病院からかえるとすぐに元気になってくれていました。
だから、いつも元気なkikiちゃん だったのですよ。

思えば、姫ちゃんもkikiちゃんも、
通院と治療、よく頑張ってくれましたよね。
いいこです。

投稿: 花ねこ | 2010年10月 3日 (日) 20:19

にゃるままさま
やはり、夏。そして冬の終わり。
毎年のように、
この夏を越して欲しい、と願わずにはいられませんよね。
それだけ、夏は過酷になって来ているように思います。
にゃるままさんちのにゃおちゃん、
どうか、この季節の変わり目を無事に乗り切ってくれますように!
と、祈ります。
この紹介した本、アマゾンだとすぐに見つかりました。
コラムをまとめた本なので、
一つ一つが短くまとめてあり、読みやすく
色々なことがかかれてあります。
ふと考えさせてくれる文章です。

投稿: 花ねこ | 2010年10月 3日 (日) 20:28

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