去年のこの夜は
グリグリが元気が無くて、つきっきりでした。
もう、死んでしまうのかもしれない。
そう、感じていました。
だから、ずっと一緒にいましたよ、ふたりきりで。
1階の白い部屋。
グリグリがやって来たときに初めて入った部屋。
グリグリを何ヶ月か隔離していた部屋です。
私の大好きな写真。
グリグリも、きっと白い部屋は好きだったと思います。
身を隠そうと、狭い所に入りたがっていたのを、
抱きかかえ、白い部屋に一緒に入りました。
部屋を暖かくして、グリグリの好きな、あったかハウスを持って来て、
私の布団も持って来て。
苦しい夜でした。
グリグリが息絶えてしまったのは、
日付が変わる頃
0時19分でした。
だから、命日は明日17日です。
その時、急に泣き始めたので、
あったかハウスから出して、膝に乗せました。
でも、膝からずり落ちてしまいます。
落ちないように抱きかかえ、、、、
抱きかかえ。
呼吸が止まったとき、私は少しだけホッとしました。
やっと、苦しみから開放されたグリグリ。
私の布団の枕の横にグリグリを寝かせて、
一緒に眠りました。
グリグリはよくがんばりました。
でも、あのとき、ホッとした自分が許せなくて。
どうしたもんか、、、
元気な体で生き続けて欲しかった。
白血病を治したかった。
叶わなかった。
苦しみから開放されたグリグリ。
だから、ホッとした。
そして、私も、開放されたから、ホッとしたんだ。。。
ただただ、寂しかった。
この1年。
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